明日からやる!と決めたものの、明日やる気が出るかわからない
明日のやる気に頼らず始められるコツが掴めます
「だれはてブログ」では”誰かの『?』に寄り添う”を目的に運営しています。
今回の記事はこんな人に読んでもらいたいです。
- 明日から何かを始めたい人
- 明日のやる気が心配
- 今まで先延ばしにしてきた
この記事では書籍【やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ】より出典・引用して書いております。
本書の魅力や私自身の活用方法について記載していきます。
概要
著 者:大平信孝
出版社:かんき出版
発行日:2021年10月21日
貢 数:208貢
2022年9月に20万部突破!
「科学的に先延ばしをなくす技術」として人気
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著者紹介
大平 信孝(おおひら のぶたか)
メンタルコーチ。目標実現の専門家。
これまで、経営者、トップモデル、オリンピック選手など第一線で活躍するリーダーの目標実現・行動革新サポートを実現。
音声メディア「Voicy」で「すぐやる人の加速実現ラボ」を運営。
本書の魅力
本書の魅力は、アドラー心理学と脳科学に基づいて書かれていることです。
アドラー心理学とは、心理学の三大巨匠と呼ばれたアルフレッド・アドラーが提唱した心理学です。心理学というと、人の心を操り思い通りに動かすものをイメージする方もいるかもしれませんが、アドラー心理学は違います。自分を変える心理学なのです。
別の記事で管理職向けに「嫌われる勇気」の活用方法も紹介しています。50万部を超える大ベストセラーになった一冊です。「自分を変えたい」「人間関係に悩んでいる」という方、是非見てみてください。
精神論で意識改革をしても長続きなんてしませんよね。私も気合いや根性でやり遂げようとしたこともありますが、その時だけやれるけど長続きせず失敗してきました。
人間は命に影響がないかぎり、現状を維持しようとするそうです。
本書では精神論ではなく、脳科学に基づいて書かれているので再現性が高く、誰でもすぐ始められるようになります。
すぐ始められ、長続きさせるコツ
前提として、やる気が出ず行動できないことはあなたの性格や能力の問題ではありません。「意志が弱いから」などは全く関係なく、単純に脳が面倒くさがっているからなのです。
脳の仕組みを理解し、行動スイッチの入れ方を理解すれば誰でも自分を動かすことができるようです。
このパートでは「すぐ始められ、長続きさせるコツ」を本書を引用してご紹介します。
仮決め・仮行動で良しとする
なかなか動き出せない人は「失敗したらどうしよう」「もっと作戦を練らないと動けない」と考える人がほとんどのようです。
考え過ぎてなにもできない。という負のスパイラルから抜け出すことがまずはじめにやること。
要するに「とりあえず動いてみる」ということですね。
コロナ渦で「VUCA時代」という言葉が流行りました。ブーカと読みます。
V:Volatility(変動性)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Complexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)
今まで以上に将来のことの予測が難しく、対策ができない。気象変動や、災害、新型のウィルスや新たなサービスなど、目まぐるしい変化を遂げている現代にはぴったりの言葉です。
VUCA時代では「失敗しないための作戦」は通用しないので、仮決めをして「とりあえず動いてみる」ということが大切です。
試しに10秒動いてみる
10秒でできる具体的な行動「10秒アクション」を実践してみましょう。
例えば、
・シューズを履いてみる
・ウェアを着る
・参考書を開いてみる
などです。
10秒アクションは失敗しない具体的な行動を設定する必要があります。
なぜなら、「失敗しない」からこそ次に繋がるからです。
結果に振り回されそうなときは”部分点”と”打率”
いざ始めたとしても、挫折や失敗をしてしまうことはありますよね。
思っていた結果が得られなかったことだってあると思います。
でも、大丈夫!!まずはそこまでできた自分を褒めてあげましょう!!
禁煙が3日しか続かなかった?
禁煙を始められて、しかも3日も続いたじゃないですか!
参考書を開いたけど5分しか集中できなかった?
5分集中して読めたじゃないですか!
最初からすべてうまくいく人なんていません。
結果ばかりを追っていると自分への劣等感が募るばかりです。
できたことにフォーカスして自分を褒めることにより、自己効力感が高まります。
世界の偉人たちで失敗しなかった者はおらず、失敗を多くしてきたからこそ成功者として語り継がれているのでしょう。
打率が10割なんて人は誰もいませんよ。AIだって間違えるのだから。
”Anyone who has never made a mistake has never tried anything new”
(一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である)アルバート・アインシュタイン
“If you’re afraid to fail, then you’re probably going to fail”
(失敗を恐れているのなら、おそらく失敗するだろう)コービー・ブライアント
“To learn to succeed, you must first learn to fail”
(成功することを学ぶには、まず失敗することを学ばねばならない)マイケル・ジョーダン
気乗りしないときは身体を動かす
どうしても気乗りしないときは、有酸素運動をしてみましょう。
おすすめは、好きな音楽を聞きながらいつもより少し早めに歩くことです。
有酸素運動をすることによりドーパミンは分泌されます。さらに音楽は、聴覚という五感が刺激され、ドーパミンの分泌を促すとされています。
ドーパミンは、中枢神経系にある神経伝達物質の一種です。人間はドーパミンを分泌することを目的に生きていると言っても過言ではないでしょう。
このドーパミンは側坐核で分泌されており、なにかの刺激がスイッチとなり分泌を始めます。決して「やる気」だけでスイッチが入るものではありません。
さらに、運動をすることで交感神経が優位である時間が長くなり、ポジティブになりやすいということが分かっています。
私はスイッチを入れるために、毎朝音楽を聞きながらウォーキングすることが日課になっています。
自分の言い訳に気づく
普段、何気ない一言のなかに言い訳が隠れていることがあります。
その言い訳が先延ばしのトリガーになっています。
「その教科、苦手なんだよねぇ」
「時間がなくてさぁ」
「あの上司がいると仕事がはかどらないんだよね」
正当化する言い訳をしてしまう気持ちはよくわかります。
しかし、先延ばしにしないために自分の言い訳に気づいたときは必ず記録しましょう。
言い訳に気づき、記録したものは言い換えを考えておくと自分の言い訳は減っていきます。
「理科が苦手」
↓
「今は勉強の仕方がわからないだけ」
時間の使い道を考える
「時間の使い方=人生の質」
「時間=命」
人間は時間を原資に行動しており、どんな人にも平等に1日86,400秒が与えられています。
1秒を1円に換算すると、毎日86,400円を使い捨てていることになります。
そんな大切な時間を有効に使うには時間の家計簿を作ると良いです。
家計簿といっても、
①浪費
②消費
③投資
に分けるだけです。
お金の家計簿をつけるときも「浪費・消費・浪費」に分けると、自分がお金を何に使っているのかがわかり、貯金につながったりしますよね。
時間の浪費とは、簡単にいうと時間の無駄遣いです。現代ではドーパミンをどばどば分泌させて人間をくぎ付けにするショート動画がはびこっています。すべてを否定するわけではないですが、その動画なにかの役に立っていますか?
時間の消費とは、電気代のように生活するうえで必要な時間です。職場への通勤時間や睡眠時間なども当てはまります。
時間の投資とは、資格の勉強や読書、自分のスキルアップの時間など、将来何倍にもなって返ってくる可能性のあるものに使う時間のことです。
自己肯定感をあげる
物事を前に進めるためには自己肯定感を高める必要があります。
自己肯定感とは「ありのままの自分を肯定(認める)する感覚」です。他者と比べることなく、自分の存在そのものを認め、自分は大切な存在だと思える心の状態です。
例をもとに、具体的な自己肯定感の上げ方を5つ紹介します。
①自分にダメ出しをしてしまうとき
「わかるよ」と合いの手を入れてあげる
②認めてもらいたいとき
自分で肩をたたいて「頑張っているね」と声をかける
③考え込んでしまい、動けないとき
おいしいものを食べた瞬間を思い出す
④嫌なことを忘れたいとき
口角を1mmあげる
⑤疲れているとき
上を見て大きく伸びをする
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「やる!」ときめたのになかなか動き出せない人向けに、すぐやる人になるコツを本書を引用して紹介しました。
動き出せないのはあなたの能力や性格ではなく、脳が影響しているんですね。
自分の脳を理解して、動き出す勢いをつけてあげればあなたも「すぐ始められる人」になりますね!
本書からいくつか紹介しましたが、具体的で即実践できるコツがまだまだたくさん記されています。
気になる方は是非、読んでみてください。
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ 科学的に先延ばしをなくす技術 [ 大平 信孝 ] 価格:1,540円 |
今回も誰かの『?』に寄り添うことができたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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